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お菓子と花と街さんぽ

最強のショートケーキを探して。

クラーナハ展と常設展@国立西洋美術館

国立西洋美術館で開催中のクラーナハ展も、いよいよ明後日15日までです。

私は今日、2回目のクラーナハ展に行って来ました。

先月一緒に行くはずだった友人が当日の朝ケガをしてしまい、回復を待っていましたがまだ無理そうなのでそのチケットを使います。

いつもの公園口ではなく御徒町の方から行きました。

西郷どんを見るのは何十年ぶりでしょうか。

お昼過ぎまでは良く晴れていたのに、どんより曇って残念な写真に…。


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可愛い水仙がたくさん咲いていました。

「越前水仙」という品種のようです。


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国立西洋美術館の梅がもう咲いていました。

そこに、ウグイス色の鳥がさーっと飛んで行きました。

鶯かメジロか判りませんでしたが、何だか嬉しい気持ちに。


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女性グループがレモンの実を見つけて黄色い声をあげていました。

確かに美味しそうですものね。


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さて、クラーナハ展ですが…

先月に比べたら激混みでした!

最終の土日は混むだろうと皆が今日にしたのか、明日明後日の天気が悪いので今日にしたのか…

その両方でしょうね。私もですから…

クラーナハは10作品ほどをじっくりと鑑賞し直しただけで、他はサーッと流して来ました。

やっぱり私はクラーナハがあまり好きになれません。

ほら、このキューピッドだって全然可愛くない…。


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今日の目的は、常設展です。

前回時間がなくてゆっくり見られなかったので、今日は常設展に時間をかけようと思いました。

国立西洋美術館の常設展示は、本当に凄いです。

私は美術鑑賞が好きですが、さほど詳しいわけではありません。

そんな私でも知っている有名画家の作品が、惜しげもなく展示されているのですよ。

 

例えば、こちらの作品。


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豊穣


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眠る二人の子供

 

慈愛にあふれて、神々しいこの二つの絵はどちらもルーベンス作です。

 

ルーベンスって、あの…

ネロがパトラッシュと共に息絶える前に、せめて一目だけでも見たいと願ったあのキリストの絵を描いたルーベンスですかっ?

 

と、そこにいた学芸員さんに詰め寄って聞きたいのを我慢し、自分でググりましたらその通りでした(笑)。

 

 

でも、今回の一番の目的はルーベンスではありません。

この絵を再度じっくりと見る事でした。

前回は、絵描きさんと思しき二人の高齢の男性が、この絵の構図について延々と議論していて写真が撮れませんでした。

常設展示では、撮影禁止マークのある作品以外は写真撮影が可能です。

 

私は何気なくこの絵を見て足が止まり、素通り出来なくなったのです。


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アドリアーン・ファン・ユトレヒト(1599~1652)

猟の獲物と野菜のある静物

 

タイトル通り、ここに描かれている鳥や小動物は、狩りの成果です。

左側のハト、野ウサギ、ガチョウは足を縛られて逆さまに吊るされているし、小鳥は枝か何かで串刺しになってるし…


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中央はキジ。桃太郎のお供の雉。

キジって食べた事あるけど、ニワトリよりもずっと濃厚な味で美味しい。


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少し前には空を飛び、野を駆け回っていたように生き生きと描かれた鳥の羽毛、ウサギの被毛。

たくさん捕まえたのね。凄いね。

ああ…でもかわいそうに。

野ウサギがかわいそう。小鳥もかわいそう。かわいそうに。

 

でも、私は思うのです。

これは、私が毎日スーパーに行って、トレーにパックされた肉をカゴに放り込んで、冷蔵庫の棚に並べるのと同じだと。

生き物を食べる事に罪悪感を感じないで生きていられるのは、その動物たちが生きている姿から捌かれるまでを見ないで済んでいるからだと。

かわいそうなんて、きれいごとだと思うけれど、かわいそうと思う気持ちは決して嘘ではない。

そんな事を考えながら私はまた、この絵の前で立ち尽くすのでした。

 

この絵が描かれたのは、1648年です。

この時代にもベジタリアンって、いたのかな?いたかもね。

 

その隣には、こんな絵もありました。


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フアン・バン・デル・アメン(1596~1631)

果物籠と猟鳥のある静物

 

1621年頃の作品です。

この頃は、猟の獲物と果実などを組み合わせて描く静物画が流行っていたのですね。

この作品は、扉口か窓の上を飾るために描かれたと考えられているそうです。

 

というわけで、国立西洋美術館の常設展にはルーベンスもあるよ!

ルノワールもモネもピカソもクールベもセザンヌもミレーもあるよ!

 

今日も疲れて回りきれなかったので、またそのうちに行きます。